■ドイツ戦ではDF陣とFWの仕事が重要に
直近の日本代表のメンバーで遠藤航、浅野拓磨、原口元気がドイツ・ブンデスリーガで、田中碧と板倉滉が同2部でプレーしている。直近の2試合に招集されていない選手でも、鎌田大地らがドイツで戦っている。大迫勇也や酒井宏樹、堂安律らもドイツでプレーしていたし、カップ戦でドイツのクラブと対戦したことのある選手も多い。多くの日本人選手にとって、ドイツ人選手は手探りで対戦する相手ではない。相手の輪郭が分かっているのは、心強い材料と言えるはずだ。
ドイツ戦では勝点1以上がほしい。ここで「1」を取り、第2戦に勝利すれば、スペインとの最終戦が引き分けでも総勝点が「5」になる。スペインとドイツの直接対決の結果次第だが、勝点5なら2位以内に滑り込む可能性がある。
ドイツとの試合となれば、ピッチに立つ全員がキーマンである。特定の個人の頑張りで、どうにかできる相手ではない。
ただ、勝つためには、点を取らなければいけない。
負けないためには、失点を防がなければならない。
そう考えると、FWとDFの仕事量とその中身が、ひと際重要になってくる。