■グローリが出場停止の次節は…
今シーズンのJ2ではギラヴァンツ北九州と徳島ヴォルティスが10試合、V・ファーレン長崎が9試合負けなしの戦いを見せてきた。その3チームを上回る15試合不敗を記録する福岡が、2位の徳島に勝点3差、3位の長崎に勝点8差としている。
J2リーグの不敗記録は、12年にヴァンフォーレ甲府が記録した24試合が最長で、2位は14年の湘南ベルマーレが記録した21試合だ。3位は10年の柏レイソルの19試合で、4位は14年のファジアーノ岡山と昨年の横浜FCの18試合が続く。
千葉戦ではここまで全試合に出場してきたCBの上島拓巳が、負傷交代した。彼とコンビを組んできたドウグラス・グローリが、次節から2試合出場停止となる。最終ライン中央に不安が忍び寄るなかで、次節は遠藤保仁の加入から5戦負けなしのジュビロ磐田とアウェイで対戦する。
磐田戦から中2日で迎える翌31節は、リーグ最多得点を記録している水戸ホーリーホックが相手だ。さらに翌32節は、柴田峡監督就任とともに戦いが安定してきた松本山雅FCと対戦する。福岡がJ2リーグの不敗記録に迫れるのかは、そのままJ1昇格争いから抜け出せるかどうかを意味する。