■上位陣に変動なし。長崎が首位を堅持

 今節は最終盤に動くゲームが目に付いた。

 首位のV・ファーレン長崎が4位のアルビレックス新潟のホームに乗り込んだ一戦は、新潟が90+5分の得点で2対2のドローに持ち込んだ。ジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡の一戦も、90+6分の得点で2対2の引分けとなっている。また、ツエーゲン金沢FC琉球戦は、90+4分の得点で金沢が勝点3をゲットした。

 87分の得点で勝点3をつかんだチームもある。大宮アルディージャだ。ホームの京都サンガ戦を1対0で制し、実に7試合ぶりの勝利を飾っている。

 上位陣の順位に変動はない。勝点36の長崎が首位で、勝点35の北九州が続く。3位の徳島ヴォルティス水戸ホーリーホックに1対2で敗れたが、勝点30で3位のままである。 

 得点ランキングの上位にも変動はなかった。大宮戦はベンチ外だったウタカが、11得点でトップのままとなっている。

●16節終了時点の得点ランキング

名前(年齢)

所属

得点

出場

出場時間(分)

ピーター ウタカ(36)

京都

11(1)

15

1134

ディサロ燦シルヴァーノ(24)

北九州

9(0)

15

713

加藤陸次樹(23)

金沢

7(0)

16

1135

小川航基(23)

磐田

7(2)

15

1055

ルキアン(28)

磐田

7(0)

16

1145

垣田裕暉(23)

徳島

7(1)

16

1171

阿部拓馬(32)

琉球

7(2)

15

1181

 5連戦の3試合目となる次節は、9月5日と6日に開催される。首位の長崎は2連勝中で8位の金沢とアウェイで、2位の北九州はホームに5位のヴァンフォーレ甲府を迎える。

 2試合連続のホームゲームとなる4位の新潟が、6位のジュビロ磐田と対戦する一戦も興味深い。新潟は夏の移籍市場で積極的に動いており、長崎戦では清水エスパルスから加入したばかりの鄭大世が、初出場でさっそくゴールを決めた。湘南ベルマーレから移籍したボランチの福田晃斗も先発に定着しつつあり、17年以来のJ1復帰へ勢いを増している印象だ。

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