■VARが介入したにもかかわらず……
そして61分、鹿島に同点弾を許してしまう。FW上田綺世に裏に抜けられ、U―24代表合流に勢いを与える得点を与えてしまう。それまでスーパーセーブも見せていたチョン・ソンリョンも止められないゴールはオフサイドに見えたが、VARの介入があったにもかかわらず、認められる不運な失点だった。
ここまで川崎は4分けしているが、連続して勝利を逃したことはない。鬼木監督の節目を前に、足踏みするかと思われたが、史上最速100勝に到達しようとする指揮官は、別の手を用意していたのである。