■徳島、長崎、大分にもJ1昇格のチャンスが
J1昇格争いの第2グループとして、徳島ヴォルティス、V・ファーレン長崎、大分トリニータの3チームをあげたい。
ベニャート・ラバイン新監督を迎えた徳島は、戦術の浸透と得点源の登場がカギを握る。昨シーズンチームトップの10得点を記録したFW藤尾翔太(→セレッソ大阪)、同7得点の一美和成(←京都サンガF.C.)が抜けた穴を、FW柿谷曜一朗(←セレッソ大阪)らが埋められるか。
大分は昨シーズンチーム2位の8得点をあげた呉屋が、千葉へ新天地を求めた。DF三竿雄斗(→京都サンガF.C.)、小出悠太(→仙台)、MF下田北斗(→町田)らの主軸も移籍した。それでもなお保有戦力は厚く、プレーオフ圏に食い込む力は十分にある。
長崎はフアンマ・デルガドがJ1のアビスパ福岡から5シーズンぶりに復帰し、攻撃陣が充実した。昨シーズン54失点の守備の整備が課題になる。24年の新スタジアム元年をJ1で迎えるためにも、2度目の昇格を勝ち取るとのモチベーションは高い。
開幕節のカードを見ると、甲府対山形、磐田対岡山、町田対仙台、徳島対大分と、J1昇格候補の直接対決が組まれている。昇格組のいわきFC対藤枝MYFCの対戦も注目を呼びそうだ。
「22分の3」を巡る争いは、11月12日まで続く。