6月シリーズに臨む日本代表のメンバーが発表された。今回発表されたメンバーには不動のセンターフォワード・大迫勇也が招集外となった。大迫不在の今、誰がCFのポジションを担うことになるのだろうか。今回は、6月シリーズでCFで起用されるであろう候補選手を紹介する。
■期待の若手FW
大迫の後継者候補に最も近いと言えるのは鹿島アントラーズの23歳FW上田綺世だろう。同選手は東京五輪世代中心で臨んだ2019年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)の日本代表に初招集。同年12月のEー1選手権にも出場したが、その後の出場はなし。その後東京五輪に参加し、Jリーグでも活躍。2022年3月に行われたワールドカップアジア最終予選のオーストラリア代表戦とベトナム代表戦に出場した。
今季の上田は絶好調。5月25日に行われたJ1第15節サガン鳥栖戦でゴールを決め、得点ランキング単独首位となる9ゴールを記録。鹿島のエースとして、今季のJリーグは全試合に出場している。ポストプレーもできる上田への期待はやはりゴール。大迫とは違うタイプのFWで、裏への抜け出しから一瞬のスピードでゴールを奪うことができる。また、クロスボールに合わせる技術も一級品。ワンタッチプレーも非常に魅力的だ。
上田が6月シリーズで出場し、周りとの呼吸が合えばA代表初ゴールも期待できる。日本の将来を背負うであろう鹿島のエースがブラジル代表ら強豪相手にどんなプレーを見せてくれるのだろうか。