■EL優勝に貢献したMF

鎌田大地 撮影:中地拓也

 そしてフランクフルトの今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献したMF鎌田大地も偽9番候補だ。待望の日本代表復帰となったMFはシャドーやトップ下の位置が適任。4−3−3のインサイドハーフでもプレーできるだろうが、3バックの際の2シャドーの一角、4−2−3ー1のトップ下での起用が考えられる。さらなるオプションの一つとして、鎌田のCF起用だ。

 ドイツで鍛えられたフィジカル、磨かれたテクニックは折り紙付き。中盤まで下りてきてゲームを作りながら、決定的なパスも供給できる。さらには南野と同様にワンタッチシュートや狭いスペースでのドリブルとシュートなどペナルティエリア内での働きに期待ができる。CFに入れば、南野の同僚FWロベルト・フィルミーノのような動きを期待できる。スペインやドイツ代表と対戦することになったW杯初戦ではさまざまな事態が想定される。オプションはいくつあってもいいだろう。この6月シリーズで鎌田のCF起用はあるだろうか。

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