■なりふり構わぬ「勝利への執念」を見せた王者

 川崎は、コーナーフラッグ付近でボールを隠して時間を使うなど、なりふり構わぬ勝利への執念を見せて試合終了のホイッスルを聞いた。それほど、川崎は名古屋の勢いに飲まれようしていた。

「少し中でバタバタしているかなというのがあったので、形を変えることでプレスの掛け方、行き方のところで中途半端さをなくすために、守備のところを含めてシステムを変えた」

 指揮官はこう説明した。実際、試合中には「行くなら行け! 中途半端に行くな!」と激を飛ばした場面もあった。名古屋を倒して“国内最強”を示した川崎だが、アジアチャンピオンを目指すうえで改善しなければならないだろう。

 それでも、この2戦に勝利したことで2位・名古屋との勝ち点差は「9」に開いた。これで、独走態勢に入ったことになる。次節は9日(土)のアウェイ・G大阪戦。現在18位と低迷しているが、富士ゼロックス・スーパカップでは3-2で競り勝ったチームだけに、油断はできない。

“天王山”を制したチームがどのようなサッカーを今後見せるのか、川崎ならきっとその思いにこたえてくれるはずだ。

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