浦和がビハインドを負ったのは、試合開始直後わずか3分のこと。

 中盤でボールを奪われると、MFマルコス・ジュニオールが右サイドに展開。受け取ったFW仲川輝人がボールを前に運び、GKとディフェンスラインの間に鋭いクロス。これを、前田大然が押し込んで、電光石火の先制点を決めたのだ。

 早めに追いつきたい浦和だったが、26分に追加点を奪われる。またしても中盤でボールを奪われると、ゴール前にフリーで走りこんできた仲川に向けてマルコス・ジュニオールが浮き球のクロスを送る。DF槙野智章が必死に食らいついたことで仲川はシュートに持ち込めなかったが、仲川はゴールを背にしてクロスを胸トラップで前方へ。そのボールを、前田が右足で叩きつけ、ゴールネットに強烈に突き刺したのだ。

 前半途中で2点のビハインドとなった浦和レッズは、それまでなかなかボールを前に運ぶことができなかった。39分にFW杉本健勇が裏に抜けてシュートを放ったのをはじめ、前半終了間際になって横浜の裏を突く攻撃を連続して出すことはできたが、ラストパスやシュートの精度が足りず得点することはできなかった。

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