この日、C大阪は試合がないが、川崎は1試合先に予定が組まれており、この試合終了時点での“見込み勝ち点”は75.832。対してC大阪は11月14日の試合終了時点で“見込み勝ち点”は54で、残り試合は7試合。全勝したとしても、勝ち点は75となり、川崎の勝ち点に到達できなくなる。C大阪としては残り7試合、川崎は残り6試合の状況で、優勝チームが決定するという驚異的な早さでの決着となる。
もちろん、これは平均勝ち点による推定で、小数点以下の数値が含まれている。小数点をすべて切り捨てるとすれば、その次の試合である11月21日の「大分―川崎」で決まることになる。この日の試合の終了時点で川崎の小数点を切り捨てた“見込み勝ち点”は78。一方、C大阪のそれは58で、残り試合数は「6」。全勝したとしても、76にしかならない。
上記はあくまでも現状の数字から導き出したもの。川崎はエースFW小林悠が10月18日の試合で負傷し、1か月以上の離脱が見込まれるなど、今後も何が起きるか分からない。とはいえ、ここまできたら、過密日程をモノともしない川崎の暴れっぷりに期待したい。