■首位の長崎を牽引するボランチ秋野

ボランチ 秋野央樹(25歳・長崎) 14試合出場(1149分)0得点

 チームの首位快走を後押しするひとりだ。ターンオーバーに積極的な手倉森誠監督が信頼を寄せる主将は、全14試合のうち13試合に先発。ダブルボランチのパートナーが変わるなかでプレーのクオリティを保ち、ゲームをコントロールしている。リスタートのキッカーとしても欠かせない存在で、ここまで4アシストを記録している。

ボランチ 岩尾憲(32歳・徳島) 14試合出場(1215分)3得点

 リカルド・ロドリゲス監督の戦術をピッチ上に描き出す不動のボランチは、今シーズンも必要不可欠な存在だ。ボランチでは加藤弘堅&國分伸太郎(ともに北九州)、庄司悦大(京都)、藤田譲瑠チマ(東京V)らもチームを支えているが、リーグ2位の得点とリーグ最少3位タイの失点を誇る徳島にあって、背番号8は攻守両面に深く関わる。

右MF 髙橋大悟(21歳・北九州)14試合出場(1165分)3得点

 右サイドハーフを基本ポジションに攻撃陣で唯一全14試合に出場し、チーム3位のプレータイムを記録している。アタッキングサードで決定的な仕事ができ、即興性豊かな才能からすれば、14節終了時の3得点3アシストは控え目なぐらいだ。13、14節とチーム事情で慣れないボランチを任されたが、存在感十分にプレーした。

左MF 山口一真(24歳・水戸) 13試合出場(792分)5得点

 鹿島アントラーズから期限付き移籍し、ここまでチーム最多タイの5得点をあげている。水戸ではFW中山仁斗とタテ関係の2トップを組むことが多いが、ビルドアップから崩しまで幅広いプレーエリアに顔を出すので、サイドハーフでも違和感はない。試合を重ねるごとにコンタクトプレーの逞しさが増しており、さらなる活躍の予感も。

後編に続く
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