■鹿島、柏、名古屋、セレッソ大阪「補強」の明暗
ランコ・ポポビッチ監督が就任して新路線になると期待される鹿島アントラーズは、補強も派手ではなく、1年目からの優勝争いは厳しいように見える。井原正巳監督の指導で昨年後半にぐんと力をつけた柏レイソルも、FW山田康太のガンバ大阪への移籍で戦力的ダウンか。コンサドーレ札幌からFW小柏剛、鹿島からMF荒木遼太郎、アルビレックス新潟からMF高宇洋を獲得したFC東京は明らかに戦力アップしているが、FWディエゴ・オリヴェイラ頼りの攻撃を変えられるだろうか。
長谷川健太監督3シーズン目の名古屋グランパスは、FWパトリック(京都サンガF.C.から)、FW山岸祐也(アビスパ福岡から)と、攻撃陣に新戦力を加えた。ダニエル・ポヤトス監督2年目のG大阪は、2021年来の不調から抜け出せるだろうか。小菊昭雄監督になって4シーズン目のセレッソ大阪は、川崎からDF登里、札幌からMFルーカス・フェルナンデスとDF田中駿汰を補強、昨年の9位から優勝争いに加わっていきたいところだ。