■徳島の守護神はすでに6試合クリーンシート
GK ホセ・アウレリオ・スアレス(徳島ヴォルティス)
7節のレノファ山口FC戦でJ2リーグデビューを飾ると、翌節のV・ファーレン長崎戦では好守連発でチームに勝点をもたらす。そもそも守備力の高いチームに彼が加わったことで、リーグ戦15試合を驚異の7失点で乗り切っている。スアレス自身のクリーンシートは、すでに6試合を数える。
横浜FCでは3バックの右ウイングバックを定位置とするが、ここでは右SBとして選出した。タッチライン際をスピード豊かに駆け上がり、クロスやシュートへ結びつけている。10節のザスパクサツ群馬戦では、Jリーグ初ゴールを蹴り込んだ。
今シーズンは千葉和彦、田上大地の3人でCBをローテーションしている新潟で、舞行龍は最多13試合に出場し、失点がリーグ最少2位タイの守備陣を支えている。中長距離のパスを織り交ぜる攻撃では、正確なフィードで攻撃に奥行きと幅をもたらしている。
CBは候補者が多いが、移籍1年目の岡山で柳育崇とともに最終ライン中央を組むバイスをピックアップ。京都サンガF.C.のJ1昇格に尽力した昨シーズン同様に、高精度のフィードで攻撃に関わり、高さを生かして両ゴール前の制空権を掌握している。4位と好位置につけるチームで、ただひとり全15試合にフルタイム出場していることも評価した。
大宮から移籍1年目でポポヴィッチ監督の信頼をつかみ、タッチライン際を精力的にアップダウンして攻守に貢献。ゲームの終盤になっても運動量が落ちないタフネスさは、チームの支えとなっている。右SBでの起用も含めて15試合連続で先発し、12試合にフル出場。3アシストを記録している。