■アディショナルタイム弾で東京Vも不敗を継続

 試合後のフラッシュインタビューに応じた鄭大世は、「前節は僕が決定機を2回外して、そのタイミングに失点して負けている」と切り出した。そのうえで、最前線で起点を作り続けたポストプレーにも触れた。バチバチと音がするような相手CBとのバトルを、この日の彼は確実に制していった。

「スタメンで出る以上はチームの勝利をけん引する。もう年も年ですし、(得点以外にも)全体的な貢献を求められていると思うので、ゴールもできてそれ以外のプレーもかなりハイレベルにできたことは自信になる」

 横浜FCを追いかける上位陣では、東京ヴェルディが山形とスリリングな攻防を演じた。自分たちのミス絡みで前半のうちに2点を許すが、59分に佐藤凌我、72分に新井瑞希が決めて追いつく。

 ところが2対2とした直後の74分、藤本佳希にこの日2点目を決められてしまう。ビハインドを背負ったまま後半アディショナルタイムに突入したところで、ドラマが待っていた。

 右サイドのFKをバスケス・バイロンがゴール前へ供給し、ファーサイドのンドカ・ボニフェイスがヘッドで折り返す。相手守備陣を揺さぶり、谷口栄斗がヘディングシュートを決める。大卒ルーキーのJリーグ初得点で追いついた東京Vは、3勝3分として不敗を継続している。勝点12は横浜FC、町田に次いで3位だ。

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