■中盤の支配者が名古屋に加入
しかし、チームの堅守を築いたマッシモ・フィッカデンティ監督が退任し、さらには主力の米本拓司や前田直輝が移籍するなど、戦力ダウンが見込まれた。
それでも、セレッソ大阪のDFチアゴやサガン鳥栖のMF酒井宣福や仙頭啓矢などの実力者を獲得。なかでも注目を浴びているのが、鹿島アントラーズから加入したMFレオ・シルバだろう。
このブラジル人MFは、昨季まで中盤の底に君臨していた米本のように相手の攻撃の芽を潰しつつ、そこから一気にカウンターの起点になれる貴重な存在。日本での実績も十分で、5シーズン在籍した鹿島アントラーズ培った「勝者のメンタリティ」をもたらすことも期待されるところだ。
37歳とキャリア終盤に差し掛かっているが、開幕節のヴィッセル神戸戦では先発出場の可能性もあるレオ・シルバ。長谷川健太新監督のもと、名古屋でも中盤の支配者となれるだろうか。