【2021年J2「ベスト11」+α】CFは「得点王」ルキアンで文句ナシ!両ウイングの「若き日本人」と“勝利と育成”を両立してみせた「指揮官」【フォーメーション図】(2)【戸塚啓J2のミカタ】の画像
ルキアン(磐田)   写真:アフロ
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 ジュビロ磐田が優勝を飾り、京都サンガF.C.とともにJ1昇格を決めた今季のJ2リーグ。各チームが見せてくれた熱い戦いの終了を受けて、今シーズンのベストイレブンを選出した。リーグ戦と同じように、7人の控え選手、そして監督も選抜した。

 どのポジションにも複数の候補者がいた。「なぜこの選手を選ばない」といった意見もあるだろう。それでも、ここで取り上げた11人+7人が、今シーズンのJ2で確かな輝きを放ったのは間違いないはずだ。(#1、2のうち2)

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■来年J1でのゴールラッシュも期待される磐田のルキアン

右ウイング 吉尾海夏FC町田ゼルビア

 町田では4-4-2の右サイドハーフを定位置とし、ドリブルでの仕掛けとカットインからのフィニッシュで、10得点10アシストを達成。チームの5位躍進を後押しした。横浜F・マリノスからの期限付き移籍で、去就が注目される。

 

CF ルキアン(ジュビロ磐田)

 開幕戦は小川航基に1トップの先発を譲ったが、2節からはスタメンに定着。41試合出場で22ゴールを記録し、チームをJ1昇格とJ2優勝へ導いた。屈強なフィジカルと決定力を生かし、「個」で決着をつけられる。そのスケールはJ2の枠に収まらない。

 

左ウイング 上門知樹ファジアーノ岡山

 所属クラブでは2列目のサイドや2トップの一角でプレーし、琉球在籍時の19年以来となる2ケタ得点(13)をあげた。チーム総得点「40」のほぼ3分の1を、ひとりで叩き出した計算だ。シュートレンジが広くバリエーションも豊富で、J1へのステップアップへ機は熟している。

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