■長崎の右SB毎熊にはJ1クラブが興味を?
GK 若原智哉(京都サンガF.C.)
プロ3年目の今シーズンは負傷離脱する10月までゴールマウスに立ち、33試合に出場。ヨルディ・バイス、麻田の両CBとともに守備を安定させた。
右SBのレギュラーとして38試合に出場し、リーグ2位にしてチームトップの10アシストを記録。手倉森誠元監督にFWからコンバートされた24歳には、J1のクラブも注目しているようだ。
最終ライン中央からビルドアップを担い、アルベルト・プッチ・オルトネダ監督のポゼッションスタイルを具現化した。CBでは前半戦躍進のFC琉球の知念哲矢が、ケガさえなければ候補に。
MF 中原輝(モンテディオ山形)
山形では山田康太や藤田息吹らも印象的な活躍を見せたが、J3熊本から加入した中原もチームに欠かせなかった。6得点8アシストを記録し、相手チームの脅威となった。
MF 高木善朗(アルビレックス新潟)
10得点は23節までにあげたもので、シーズン前半戦のチームの好調を力強く支えた。14アシストはリーグ最多で、新潟の攻撃は彼抜きでは成立しなかった。
チームは中位に終わったものの、リーグ3位で日本人トップの17得点をマーク。19年に続いての2ケタ得点は高い決定力の表われで、34歳にしてなおレベルアップしている。
FW ピーター・ウタカ(京都サンガF.C.)
21得点10アシストはチーム総得点の「59」を半数を上回る。ルキアンに1点及ばず2シーズン連続の得点王は逃したが、3シーズン連続で20点以上を記録。37歳にして大車輪の活躍を見せた。
監督 チョウ・キジェ(京都サンガF.C.)
就任1年目で京都を12年ぶりのJ1へ導いた。結果最優先の現実的なサッカーではなく、一人ひとりの個性を生かした躍動感あふれるスタイルを打ち出し、選手の成長を促した手腕も評価される。