■水戸と山形が監督続投を発表!
シーズン終了を待たずに、来シーズンへ動き出すクラブも出てきた。
水戸は11月16日、秋葉忠宏監督の続投を発表した。
今シーズンは開幕前にCBンドカ・ボニフェス(東京ヴェルディ)、MF山田康太(モンテディオ山形)、FW山口一真(松本)らが完全移籍や期限付き移籍満了でチームを離れ、7月にはCB住吉ジェラニレショーンがサンフレッチェ広島へ、MF平野佑一が浦和レッズへ移籍した。選手の入れ替わりが激しいなかでも、秋葉監督はアグレッシブなスタイルを浸透させていった。40節終了時点の成績は15勝10分15敗の五分で、得失点差はプラス8を弾き出している。
20日には山形が、ピーター・クラモフスキー監督との契約更新を発表した。43歳のオーストラリア人指揮官は14節の愛媛FC戦から指揮を執り、クラブ記録となる7連勝と12戦負けなしの記録を打ち立てた。選手の特徴を生かしたサッカーは連動性に富み、相手ゴールに勢いよく襲いかかる。プロ19歳の半田陸が右サイドバックとして急成長するなど、来シーズンにつながる選手の育成も進んでいる。
違った角度から見れば、他クラブに関心を抱かせる選手が多い。攻撃に不可欠な山田康太は、横浜F・マリノスからの期限付き移籍だ。U-22日本代表に選ばれている半田も、他クラブからオファーが届いてもおかしくない。クラモフスキー監督の続投は好ニュースだが、保有戦力をいかに維持できるのかも新シーズンのカギを握る。