FC東京の新監督就任が報じられる新潟の指揮官

 アルビレックス新潟アルベルト・プッチ・オルトネダ監督は、今シーズン限りでチームを離れる。複数のメディアが「FC東京の来季監督」と報じ、21日の群馬戦後にアルベルト監督も新潟を去ることを認めた。

 就任2年目の今シーズンは開幕から5連勝を達成し、 13節まで10勝3分けの好スタートを切った。しかし、対戦相手の分析が進んでいくにつれ、白星を増やすのが難しくなっていった。

 アルベルト監督はシーズンを通して「決定力不足」を課題にあげてきた。谷口海斗が13点、高木善朗が10点、鈴木孝司が8点をあげ、総得点はリーグ5位の60点だ。得失点差もプラス23と、数字を見れば攻守のバランスに優れたチームが浮かび上がる。J1昇格を逃した理由には、決定力不足以外の要因もあげられるかもしれない。

 就任濃厚と言われるFC東京に、ポゼッション重視のスタイルをどこまで浸透させられるのか。そのサッカーが、J1でどこまで通用するのか。正式発表を待ちたい。

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