■上位対決を制した長崎もJ1昇格争いに踏み止まる
勝点48・6位の甲府とともに7位の長崎もJ1昇格争いに踏みとどまった。3位の琉球を3対1で下したのだ。
効果的な時間に得点を重ねた。39分にエジガル・ジュニオのPKで先制すると、前半終了間際の45+1分に澤田崇が今シーズン自身2点目を決めた。
後半開始早々にも加点する。キックオフから1分も経たないうちに、都倉賢が左ボレーを突き刺した。都倉にとってはJ2リーグ歴代8位の通算78ゴール目となる一撃だ。J2でプレーしている現役選手では、103点の中島裕希(FC町田ゼルビア)、95点の船山貴之(ジェフユナイテッド千葉)、82点のイバ(大宮アルディージャ)に次ぐ。
後半75分に失点をしたものの、長崎は3対1のまま押し切った。アウェイ3連戦後のホームゲームで2試合ぶりの勝利をつかみ、勝点を47とした。
松田浩監督は「これで弾みがつくのでは」と言う。次節のSC相模原戦、14日に組み込まれた順延分のモンテディオ山形戦も、ホームで行なわれる。調子を上げている相模原を確実に退け、勝点の近い山形を自らの手で叩くことが、長崎がJ1昇格争いに踏みとどまるためのシナリオとなる。