五輪代表、最高のラストマッチ「07・17スペイン戦」で試すべきこと【前線と激動の中盤編】の画像
久保建英は自身のルーツとなるスペイン相手にどんなプレーを見せるのか 撮影:中地拓也

■7月17日/キリンチャレンジカップ U-24日本代表ーU-24スペイン代表(ノエビアスタジアム)

 東京五輪に出場するU24日本代表が、本番前のラスト2連戦に挑んでいる。1戦はすでに3-1で勝利したホンジュラスで、もう1戦は17日に対戦するスペイン代表だ。ユーロ2020のメンバー入りを果たしてた選手が6人いる同国とのマッチは、世界最高峰の相手に対してどれだけやれるかの腕試しとなる。

 ホンジュラスを相手にした1戦目では、前後半でまったく違うチームとなってしまった日本。シュート10本を放つなど猛攻を見せた前半に対し、後半はシュート3本と前に出る回数が少なくなってしまった。後半は、アタマから相手がフレッシュな選手5人を入れてきたことがその大きな要因で、そのまま流れをつかむことができなかったが、相手がスペインとなるとリズムを常に握り続けるのは至難の業。その中で、日本がどのように戦うかがまずはポイントとなろう。

 日本の強みは2列目のキャラクターだ。堂安律久保建英のコンビに、三笘薫相馬勇紀が左で絡む形でリズムとチャンスを作るのが王道。つまり、久保と堂安は短いパスを交換しながら個の力を発揮し、左サイドに入ったいずれかが、幅を取りつつドリブルで仕掛けるのだ。この試合に関して言えば、三笘が別メニュー調整であるため相馬の先発が有力で、この攻めがどの程度通用するかは注目だ。

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