田中碧遠藤航の中盤タスク

 この2人と組むのが、オーバーエージのダニ・セバージョス(レアルマドリード)という10番を背負うゲームメーカーだ。ここ2シーズンはアーセナルにレンタルされ、プレミアリーグに49試合出場している。2018年にスペイン代表に招集されて以降、そのキャップ数は11。気持ちの熱さも全面に出すテクニシャンは確実に抑えたいキープレーヤーだ。

 こうした面々を相手に、いかにボールを奪い、そしていかにパスを前に出させないか。そして日本の強みである中盤のプレー強度を出せるかどうか、ぜひ注目したい。

 日本で出場が予測される中盤の選手は、先に述べたように堂安律、久保建英、相馬勇紀、田中碧、遠藤航の5人。全員が守備に回るようでは攻撃に転じることができない。そのため、ボランチに入るであろう田中と遠藤には、守備を整えつつ前に出る&出す勇気が期待される。田中はこれまでの代表戦でもそうだったように、プレーだけでなく声でもチームをけん引する。その強気は、絶対に維持してほしい。

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