■出場時間は“半分”ながらチーム3位のスコアラーに

 しかし、この試合でMVPに輝いたのはこの小林だった。1-1で迎えた後半のアディショナルタイム、出場直後に小林が劇的な決勝弾を決めて川崎に2つの記録をもたらしたのだ。ハーフタイムにはコロッケの“攻撃”に翻弄されたものの、それは逆に心の余裕があった証拠。ゴール前で見せた落ち着きは、Y.M.C.Aがもたらしたものだった。

 小林はこれで今季7点目。レアンドロ・ダミアン(12点)、三笘薫(8点)に次いで、家長昭博と並んでチームで3番目のスコアラーである。しかし、出場時間はこの3人の半分しかないことから、正真正銘のストライカーであることを数字で示している。

 試合後、「等々力のホームでの力だったり、フロンターレのサポーターみんなが自分に決めさせてくれているのかな」と話して、秀樹ナイトについては触れなかったが、この日は間違いなく“小林ナイト”だった!

PHOTO GALLERY ■【画像】コロッケの西城秀樹ショーで笑っていた選手の写真■
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