■6月以降に正念場が訪れる?

 今後、マリノスとリーグ戦で対戦するのは柏レイソル(5月22日)、大分トリニータ(5月26日)、清水エスパルス(5月30日)となる。いずれも降格圏かそのすぐ上にいるチームで、この攻略法を力で押し切れる可能性もあるが、鹿島のように地力のあるチームを相手にした場合、苦しむ可能性もある。対策する時間があると見るか、それとも、この3試合を乗り切ることができたときに鹿島戦の敗戦を生かしたとしてしまうか、6月以降に“真価”が表れる。 

「ミスが起こればやはり自分たちを苦しめます。ミスが起きてしまい、失点につながってしまいました。コントロールもできず、残念でした」

 鹿島戦後、指揮官はあくまでも自分自信に矢印を向けた。カシマに沈んだこの敗戦を、さらなる高みへ向かう航海の出発点としなければいけない。

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