■4月18日/J1第10節 川崎フロンターレ1―1サンフレッチェ広島(等々力)
川崎フロンターレにとって悔しい引き分けとなった。
ともに中3日での試合となった広島との一戦。川崎と、消化試合が1試合少ない名古屋との勝ち点差は「5」。優勝争いに加えて広島が2連敗中ということを考えれば勝ちたい試合だったが、1-1の引き分けとなった。
快晴の下で行われた等々力での試合は、川崎が序盤から分厚い攻めを見せる展開で始まった。川崎はレアンドロ・ダミアン、三笘薫、家長昭博という強力3トップが先発。中盤3枚を、日本代表・脇坂泰斗、U―24代表・田中碧、そしてこれが3試合連続で先発で2戦連続ゴール中の遠野大弥で構成し、パスワークを生かして広島ゴールに襲い掛かった。
広島は、レアンドロ・ダミアンにDF今津佑太をマンマーク気味につけて激しく守備に行かせて自由を奪うなどの対策を施し、実際、ダミアンにシュートを撃たせなかったが、それでも攻撃のバリエーションが多彩なのが王者。脇坂泰斗がペナルティエリア周辺で良い形でボールを受けて連続シュートを撃ったほか、遠野が3戦連発を目指して積極的にゴールを狙うなど、いつ得点が生まれてもおかしくない展開だった。
その流れの中でスコアが動いたのは、38分。ゴールを決めたのは、川崎だった。左ウイングの三笘が縦にボールを運ぶや、右サイドバックの山根視来が猛然とスプリント。そして、左サイドを切り裂こうとする三笘の前方に山根が飛び出し、そこに三笘がスルーパス。山根はペナルティエリア内でボールを受けると、そのままシュートを撃ってみせた。