■4月3日/J1第8節 浦和レッズ―鹿島アントラーズ(埼玉)
埼玉スタジアムでの一戦で、浦和レッズに完敗を喫した鹿島アントラーズ。37分、古巣対決となった西大伍のアシストで明本考浩にJ1初ゴールを献上すると、66分にはDF槙野智章にPKを決められて2失点。前半ロスタイムにセットプレーから追いついたのがやっとの内容で、VARで覆らなければ、失点を「3」にしていた試合だった。
ボールをつなげず、球際で勝てず、相手ボールを取り切れず、そして、簡単に背後を取られる。シュート数こそ上回ったが、チャンスの質も数も浦和を完全に下回った。
「試合内容がここまで悪かったことは初めてではないか」
「(選手は)逃げているのか隠れているのか」
ザーゴ監督が試合後にこう怒ったほど、優勝奪還を狙うチームとは思えない内容だった。埼スタで黒星を重ねたことで、6戦して1勝1分4敗の勝ち点「4」。順位は15位。シーズン序盤とはいえ、川崎や名古屋が無敗を継続していることを考えれば、巻き返すには厳しい状況だ。