■4月18日/J1第10節 川崎フロンターレ1―1サンフレッチェ広島(等々力)
ともに中3日での試合となったサンフレッチェ広島との一戦を、1-1で引き分けた川崎フロンターレ。シュート数で20対5で圧倒したものの家長昭博が38分に決めた1得点しか奪えなかったことで、勝ち点1しか積み上げることができなかった。
とはいえ、これで川崎は開幕からの無敗記録を12に伸ばし、昨季を上回るスタートダッシュを切っている。2位の名古屋グランパスがこの日、サガン鳥栖に負けたことで、勝ち点差は「6」。ただし、消化試合が名古屋は1試合少ないため、「3」に縮まる可能性のある勝ち点差だ。
その名古屋と、川崎は4月29日にアウェイで、5月4日にホームで対戦する。この2連続直接対決によっては、逆転される可能性も秘めている。鳥栖に2失点したものの、名古屋は10試合で1失点という堅守を武器にここまで白星を重ねてきた。リーグ1位の得点数を誇る川崎との対戦は、文字通り“矛盾対決”となる。
昨季もG大阪との1位・2位直接対決を制して優勝を決めたように、そして、ここまで無敗を維持しているように、川崎には死角はないように見える。とはいえ、懸念点が一つだけある。それは、徐々に増えている離脱者の数だ。