■繰り返し練習していたクロス対応

 試合前の練習で、C大阪のセンターバックである瀬古歩夢西尾隆矢は2人が並んでクロスを跳ね返す練習を繰り返していたが、ダミアンは2人の間を取るポジショニングでゴールを陥れた。西尾が、「自分個人の技量よりダミアン選手の方が全然上だった」と吐露してしまうほどだった。

 貴重な同点ゴールだったが、それ以上にチームを鼓舞したのはダミアンのゴール後の“ふるまい”だ。今季から副キャプテンに就任したこのブラジル人ストライカーは、ゴール内のボールをすぐに回収するや、センターサークルに走って運んでいった。“勝利でなければ満足しない”という意思を感じさせるこの行動は、チームを振るい立たせた。

 しかし、これに“桜のエース”の心も燃えた。22分、C大阪の直接FKが壁に当たって右サイドにリフレクションしたボールをDF松田陸が回収すると、縦に突破してクロスを送る。GKチョン・ソンリョンを通り越したクロスはそのまま流れるかと思われたが、ファーで待ち構えていた大久保が合わせることに成功。2点目を奪ったのだ。

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