■無得点でも古橋は相手を難しい状況に追い込んだ
6月20日、大阪のパナソニックスタジアム吹田で行なわれたペルー戦で4対1の快勝を飾ったサッカー日本代表。そのペルー戦では、FW古橋亨梧が1トップに指名された。
セルティックでゴールを量産した彼は、15日のエルサルバドル戦では上田綺世に代わって途中出場し、鮮やかなヘディングシュートを決めている。代表での得点は、21年6月以来だった。
昨年9月のエクアドル戦以来となる先発で、古橋は61分まで出場した。
公式記録上のシュートは、13分の1本にとどまる。右サイドの伊東純也のクロスを、ヘディングで合わせた。
得点こそ生み出せなかったが、、両サイドからのクロスに呼応してゴール前へ走り込み、相手守備陣に難しい対応を強いる場面は複数回あった。MF鎌田大地や伊東、MF三笘薫らとのコンビネーションが深まれば、セルティックでの姿を代表に持ち込むこともできるだろう。
その古橋に代わって、ペルー戦の後半途中からFW前田大然が起用された。
カタールW杯でも見せた前線からのチェイシングは、この日も効果的だった。相手の足が止まってくる後半途中からでも、この男のスプリント力は試合の流れに好影響をもたらすことが再確認できた。
75分にはダメ押しの4点目をゲットした。右サイドからのプレスに連動して相手のパスをカットし、そのまま単独で持ち込んで決め切った。途中出場のFWとしての仕事を、きっちりと果たしたのだった。