■6月6日/キリンチャレンジカップ2022 日本代表 0ー1 ブラジル代表(国立競技場)
6月6日、雨の国立競技場で日本代表対ブラジル代表の国際親善試合が開催された。
ブラジル代表はエースのネイマールを筆頭に、今季のチャンピオンズリーグ決勝を戦ったレアル・マドリード、リバプールに所属するカゼミーロ、ヴィニシウス・ジュニオール、アリソン、ファビーニョをはじめとする超スター軍団がそろい、まさに“過去最強”という布陣での対戦となった。
圧倒的なスピードとテクニックを見せるブラジル代表に、日本代表も健闘。吉田麻也、板倉滉の両CBが最終局面で何度もブラジルのシュートをブロック。右サイドバックで先発した長友佑都も「今日は特に守備ができなかったり、1対1で負けていたら僕は終わり」と、試合後に会見で語ったように、鬼気迫る運動量で貢献した。
また、中盤の遠藤航も圧倒的なボール奪取を2日のパラグアイ戦につづいて披露。ブラジル相手にもまったく遜色のないプレーを見せた。
試合結果は、日本のペナルティエリア内で遠藤がボールを持っていないリシャルシソンを倒し、ある意味で不運なPKの判定。77分、ネイマールがこのPKを沈め、そのままブラジルが勝利した。
この試合、日本のスタメンは、
▼GK 権田修一
▼DF 長友佑都 板倉滉 吉田麻也 中山雄太
▼MF/FW 遠藤航 田中碧 原口元気 伊東純也 古橋亨梧 南野拓実
となった。
しかし、試合開始前の日本代表のメンバー紹介で、最も大きな拍手が上がったのは、最後に紹介されたベンチ入りメンバー・21歳のMF、久保建英のときだった。ブラジル代表のネイマールに並ぶほどのどよめきと、拍手で「背番号11・久保建英」は迎えられた。
このブラジル戦のメンバー発表や、2日に行われたパラグアイ戦の71分、堂安律に代わって久保がピッチに入った瞬間の札幌ドームの大歓声からも、日本代表ファンの久保への期待の大きさは明らかだったが、久保は結局最後までベンチを暖めることになった。
この試合、6人が認められていた交代は、
●後半開始時 IN 鎌田大地 OUT 原口元気
●67分 IN 前田大然 OUT 古橋亨梧
●73分 IN 堂安律 OUT 伊東純也
IN 三笘薫 OUT 南野拓実
●81分 IN 山根視来 OUT 長友佑都
IN 柴崎岳 OUT 田中碧
という形で行われ、久保に出場機会は訪れなかった。