■「久保建英が見たかった」という声
SNS上では「久保建英のブラジルとの戦い方も見てみたかった」「久保くん出せやで」「今日なんで久保建英選手出さなかったの」「久保建英を使わないよな〜」「残念だったのは久保建英を1分も使わなかったこと」と、落胆の声が上がる事態に。
局面を打開するためのテクニックは図抜けている久保が、ブラジル戦で起用されなかった理由はどこにあるのだろうか?
これには、森保一監督の試合後の会見にヒントがある。
会見での森保監督の声のトーンと表情からは、心から落胆や悔しさを感じていることが伝わってきた。また、試合後は、冒頭に日本サッカーを支えてくれる人々への感謝の言葉を述べる森保監督が、今日はストレートに試合の感想から入ったことからも、本気度が伝わってくる。
つまり、森保監督にとっては、このブラジル戦が世界最高の相手との親善試合にとどまらず、ワールドカップの強豪との一戦をリアルに想定したものであったことがうかがえる。
少なくとも勝ち点を取るための戦い。そう考えたときに、森保監督が73分の交代でチョイスしたアタッカーは久保ではなくて堂安であり、三笘だった。