■ワールドカップ仕様のチームは、すでに固まりつつある

 ベトナム戦は「カタールワールドカップ杯のメンバー入りをかけた競争の第一歩」と見なされていたが、ここから横一線の競争が繰り広げられるわけではない。最終予選を戦っていくなかで、メンバーはかなり固まっている。

 GKは正GKが権田修一で、第2GKが川島永嗣の序列だ。第3GKはシュミット・ダニエル谷晃生が争う。ベトナム戦に先発した川島は、W杯経験者としてチームのメンタリティを形成する役割も担う。

 CBは4人体制が予想され、キャプテンの吉田と冨安健洋に加え、板倉滉と谷口で固まった印象だ。冨安がこのところケガがちなのは気になるところで、状況次第で板倉が先発する可能性もありそうだ。

 SBは2014年が4人で、2018年は3人だった。今回は長友佑都酒井宏樹、中山、山根の4人でOKだろう。

 最終予選で主力となった選手たちも、所属クラブでパフォーマンスを発揮していかなければならない。FC東京で左SBのポジションをつかめていない長友は、ここから厳しい目でチェックされていくことになるが、W杯ではチームの雰囲気を作り上げる経験者が欠かせない。

 最終予選ではフル出場が1試合しかなかった長友だが、途中交代後も戦況を前のめりで見つめ、ピッチに立つ選手たちとともに戦っていた。控えの立場でもチームの士気を高められる存在として、森保監督は彼をカタールへ連れていくのではないだろうか。もちろん、クラブでパフォーマンスを発揮していくことは大前提だ。

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(2)へ続く
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