■大迫の代役は?

上田綺世 撮影:中地拓也

 アンカーには遠藤航だ。所属するシュトゥットガルトでキャプテンマークを巻く遠藤は、今季公式戦27試合に出場3得点2アシストを記録。攻守に貢献し、チームを牽引している。ピッチコンディションが悪い中、ドイツで培ったボール奪取能力、攻撃力に期待したい。

 インサイドハーフには田中碧守田英正だ。特に田中は前回ホームで対戦したオーストラリア戦で代表初ゴールを決めている。それまでに2敗していた日本の救世主となった。田中は柴崎岳からポジションを奪い、オーストラリア戦以降スタメン出場を果たしている。再び日本の救世主となり、ワールドカップ出場をもたらすことができるだろうか。

 右ウィングには伊東純也。代表では現在4試合連続ゴール中。天候とピッチコンディションが懸念されるが、伊東には持ち味のスピードを活かし5試合連続のゴールを決めてほしい。ワールドカップ出場は伊東の活躍にかかっていると言っても過言ではない。

 左ウィングには南野拓実だろう。リバプールで苦しむ日本のエースは3月20日に行われたFAカップ準々決勝ノッティンガム・フォレスト戦に途中出場。試合勘が気になるところだが、果たして。

 今回は大迫勇也の不在、そして前田大然の離脱とセンターフォワードが不足している。この大一番には鹿島アントラーズに所属する上田綺世に期待がかかるところだ。鹿島では公式戦7試合に出場し、4得点を記録している。ゴールに期待がかかるのはもちろんだが、大迫不在とピッチコンディションが悪い中、前からのハイプレスで相手を追い込み日本へ多くのチャンスを生み出したいところだ。

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