2021シーズンのJ1リーグは川崎フロンターレの優勝で幕を閉じた。今回のオフシーズンでも主力選手の移籍も目立つ。最近では、海外移籍も多くなりトップレベルのチームでプレーする選手もいる。今回は、海外移籍を勧めたいJリーガー10人を紹介する。※(1)、(2)各5人ずつ紹介。
■パリ五輪世代の逸材
まずはパリ五輪世代の19歳MF藤田譲瑠チマだ。東京ヴェルディからの移籍で昨季は徳島ヴォルティスでプレー。今季はJ1リーグで28試合に出場1得点1アシストを記録。徳島の主力としてプレーしたが、同クラブは惜しくもJ2へ降格となった。そして藤田は2021年12月20日に横浜F・マリノスへの完全移籍が発表された。
また、藤田は今季Jリーグで活躍すると、2021年7月に東京五輪に出場するUー24日本代表のトレーニングパートナーに選出。すると、Uー24ホンジュラス代表との国際親善試合で途中出場を果たした。19歳ながら多くの経験を積んでいる。パリ五輪世代期待の星だ。
藤田はボランチのみならず、アンカーやセントラルハーフなどでプレーできる。抜群のテクニックを誇る藤田のボールタッチは一級品。それだけでなく、相手の攻撃の芽を摘むことができる守備も魅力的だ。守備でリズムを作り、攻撃につなげることができる。すでに経験豊富な19歳には少しでも早く海外クラブへ移籍し、日本代表の力になってほしい。身体能力も高い藤田にはフランスリーグや、日本人選手の多いブンデスリーガもいいかもしれない。