■最下位に沈む松本・名波監督が試合後に発した言葉
19位以下の順位に変動はない。19位の相模原は群馬と、20位の愛媛FCはFC町田ゼルビアと引分けた。一方、21位のギラヴァンツ北九州は甲府に0対1で敗れた。
ここまで5連敗で22位の松本山雅FCは、ホームでアルビレックス新潟と引分けた。前半開始早々の5分、佐藤和弘がペナルティエリア外から左足ミドルを突き刺し、3試合ぶりに先制する。しかし、後半に入った53分に直接FKから失点をしてしまい、1対1で勝点1にとどまった。
連敗を「5」で止めることはできた。とはいえ、残留圏の18位ツエーゲン金沢とは勝点5差のままだ。現在の松本に求められるのは勝点3に他ならない。試合後の名波浩監督はJ2残留に必要なものを問われ、「3ポイントです」と即答した。
15位の栃木以下の各チームは、J2残留を争うライバルとの直接対決を残しており、ここから先も潰し合いが繰り広げられていく。数字のうえではやや抜け出した山口も、残り4試合のうち3試合が下位チームとの直接対決である。残留へのサバイバルは、最後まで先が読めないものとなりそうだ。