■総得点2位の新潟の攻撃力にかげりが
J1昇格戦線もJ2残留戦線も、混とんさを増している。
9月4、5日開催のJ2リーグ第28節では、前節まで首位の京都サンガF.C.と同3位のFC琉球が敗れた。4位のアルビレックス新潟は、19位のギラヴァンツ北九州とスコアレスドローに終わっている。勝点50を超えているトップ4では、2位のジュビロ磐田だけが勝利した。松本山雅FCを、4対0で粉砕している。
東京五輪後の成績を見ると、新潟がペースダウンしている。1勝3分1敗で、勝点6の上積みに止まっているのだ。
北九州戦では15本のシュートを浴びせた。アルベルト・プッチ・オルトネダ監督は「あらゆる方法で攻撃を試みた。勝利を目ざして多くのチャンスを作りにいった」とチームの姿勢を評価したものの、「我々が継続して抱えている決定力不足が出てしまった」と嘆いた。
ここまで48得点は磐田に次いでリーグ2番目だが、前節の水戸ホーリーホック戦、今節の北九州戦と2試合連続でノーゴールに終わっている。2試合続けての無得点は今シーズン初めてだ。2列目の高木善朗、本間至恩、ロメロ・フランクらが、再開後はゴールから遠ざかっているのは気がかりである。