■20試合中12試合で勝てなかった

 仙台の引き分け数は「7」。そして1点差以内の敗戦は「5」。勝利した3試合はすべて1点差。つまり、際どい試合展開はこれまで15試合あり、そのうち3つだけしか白星につなげられていない。全体で見れば、今季20試合中12試合が引き分けか1点差負けということになり、12度も惜しい試合を繰り返してきたことになる。得失点差こそ-17で全チームワースト2位だが、実態は、勝つべき試合を勝てずに終わっているだけなのだ。

 戦力もそろっていた今、90分全体でどう戦うのか。そして、「守って守っての1点」を取るためにいくつ方法を準備するのか。J1といういるべき場所を守るために、後半戦は何が何でも逆襲へとつなげなければならない。

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