【J2首位交代!!(1)】京都「データ劣勢」でも「強い」!闘将チョウ・キジェ監督の「勝つ5枚代え」【戸塚啓のJ2のミカタ】の画像
チョウ・キジェ監督(京都)   写真:松尾/アフロスポーツ

■京都が新潟を撃破!今シーズン初めて首位に立つ

 首位が入れ替わった。京都サンガF.C.が、今シーズン初めて順位表の一番上に入った。

 首位のアルビレックス新潟との直接対決が、5月23日の第15節、新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで実現した。新潟は前節のFC町田ゼルビア戦で、今シーズン初黒星を喫した。再び白星街道を突き進んでいくための、仕切り直しの一戦となる。

 一方の京都は、6節から9試合連続負けなし(8勝1分)と好調を維持している。チョウ・キジェ監督のもとで攻守にハードワークをするスタイルが浸透し、躍動感あふれるサッカーで勝点を積み重ねている。

 キックオフ直後に、新潟が京都に襲い掛かる。本間至恩が左サイドを突き、鈴木孝司がヘディングで狙う。剣の達人の斬り合いのような緊張感が、いきなりピッチに立ち込めた。

 両チームともに自分たちのスタイルを崩さない。新潟は自陣からボールを動かしながら、2列目の高木善朗、本間、三戸舜介が相手ブロックの間でボールを引き出す。対する京都は強度の高い守備から素早く攻撃へ切り替え、相手ゴールを脅かしていく。敵陣への侵入はいつもより少なかった京都だが、首位チーム相手のアウェイゲームということを考えれば、それも想定内だっただろう。

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