J1リーグ第14節 清水エスパルスー名古屋グランパス
5月15日(土)|14:00 IAIスタジアム日本平
お互いにとって、停滞しつつある状況を打破するための東海ダービーとなる。
清水エスパルスは、第7節に徳島ヴォルティス、第8節に浦和レッズを相手に複数得点を許して連敗したが、その後は安定した戦いぶりを披露しつつあった。だが、先制しては追いつかれ、ここ5試合は4分1敗。第6節以降、勝ち星がない。
名古屋グランパスは、一気に調子を落とした印象だ。きっかけは、首位川崎フロンターレ相手の連敗。セレッソ大阪相手に勝利を取り戻したと思いきや、ミッドウィークには鹿島アントラーズにシュート0本に抑え込まれて敗れている。気づけば首位川崎よりも、追ってくる3位横浜F・マリノスとの勝ち点差の方が小さくなっている。
両チームのリーグとリーグカップでの対戦成績は、どちらから見ても31勝11分31敗とまったくの五分。ともに苦しい状況にある同士によるダービーは、今後の針がどちらに触れるかを大きく影響する一戦になるかもしれない。
■清水エスパルス
16位 勝ち点12 2勝6分5敗 11得点16失点 得失点差―5
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△1-1 横浜FC(H)
ル○4-1 仙台(H)
L●0-1 大分(A)
ル●1-2 広島(H)
L△1-1 湘南(H)
【通算対戦成績】
H 38試合・19勝 5分14敗
A 35試合・12勝 6分17敗
計 73試合・31勝11分31敗
【直近対戦成績】
2020年 9月26日 J1第19節 ●1-3(A)
2020年 8月 5日 ル杯第 2節 ●0-3(H)
2019年 7月 4日 J1第 2節 ●1-2(H)
2019年 9月13日 J1第26節 ○3-2(A)
2019年 6月22日 J1第16節 ○2―1(H)
【今節のみどころ】
不思議なことに、第7節以降に相手にシュート本数で上回られたことはない。前節に至っては、横浜FCにシュート2本しか許していないのだ。
横浜FC戦では、直接決めた相手のFKは見事ではあった。だが、これだけ終盤に負いつかれる展開が続いては、ゲームの締め方をよく考える必要があるだろう。
一方、前線でも気になることがある。日本人アタッカーの得点が少ないのだ。第6節の柏レイソル戦でDFの鈴木義宜がセットプレーから得点しているが、日本人の攻撃的な選手の得点は、第3節の中山克広のゴールまでさかのぼらねばならないのだ。
頼れるブラジル人選手が得点できているのは良いことだが、おそらく今の清水にはさらに盛り上がる要素が必要だ。それがファンの待ちわびている、今季リーグ戦でのホーム初勝利につながるはずだ。