■4月14日/J1第19節 川崎フロンターレーアビスパ福岡(等々力)
19分に遠野大弥の豪快な“恩返し弾”でアビスパ福岡に先手を取ったものの、前半終了間際に直接フリーキックを決められて同点とされてしまった川崎フロンターレ。福岡は前節・C大阪戦でも前半早々に退場者を出しながら2-2で引き分けるなど、粘り強さを持つチーム。徐々に強まる雨脚が、試合展開を分からなくしていった。
しかも、直接フリーキックを決められる瞬間には雷が鳴り始め、前半が終了すると試合は一時中断。後半開始時刻が遅れるという場内アナウンスが等々力競技場に響いた。川崎にとって、難しい展開となった。
そもそも、この試合は川崎が絶対的にピッチを支配できたわけではなかった。連戦という条件は同じだが、川崎は「多摩川クラシコ」という重要な一戦からの連戦で、疲労感はあったはずだ。さらに、一時は視界を遮るほどの豪雨が、川崎のパスワークに水を差した。
FC東京を破った先発メンバーから3トップが全員変わり、さらに、10試合連続で先発していたジョアン・シミッチがアンカーにいない。その状況に豪雨が重なったのだ。