シビアなJ2第7節!(2)遠藤保仁不在でも連勝!!磐田の「マインドチェンジ」と初の監督交代【戸塚啓のJ2のミカタ】の画像
今野泰幸(磐田)   写真:長田洋平/アフロスポーツ
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■遠藤保仁が不在でも連勝の磐田

 J2屈指の戦力を揃えるジュビロ磐田が、今シーズン2度目の連勝を飾った。松本山雅FCとのホームゲームを、4対1で終えたのである。

 鈴木政一監督の指揮下で絶対的存在となっているボランチ遠藤保仁が、前節からケガで欠場している。しかし、それまでCBで出場してきた今野泰幸をボランチへ上げ、移籍加入の大津祐樹を2シャドーに起用する布陣で、前節はファジアーノ岡山に1対0で勝利した。

 今節は3バックを担ってきた山本義道も、ケガで出場できなかった。代わって先発に名を連ねたのは、シーズン初出場となる中川創である。ゴールマウスに立つ三浦龍輝も、前節に18年5月以来の出場を果たしたばかりだった。

 スコアの上では快勝だが、押し込まれる時間帯もあった。とくに前半は、連動性の高い松本の攻撃に苦しめられた。

 それでも、39分にルキアンのPKで先制する。スロー映像で確認すると微妙な判定だが、磐田にとっては貴重な先制点となった。

 後半も松本の攻勢にあうが、56分に松本昌也の仕掛けが2点目を生む。左サイドからの鋭いクロスが、オウンゴールを招いたのだ。

 2対0とした直後の60分、松本の鈴木国友にヘディングシュートを浴びる。1点差に詰め寄られるが、63分にまたも突き放す。右ショートコーナーから、山田大記が貴重な3点目をゲットしたのだ。

 後半アディショナルタイムの90+4分には、途中出場の伊藤洋輝がダメ押しの4点目をゲットする。前節に続いて、勝点3をゲットした。

 3点目をあげた山田が「先に取るというより、先に取られないようにと。似たようなことですが、先に取られないことを意識しながら、ここ2試合は試合に入っています」と振り返っているように、2試合連続で前半に失点を許さなかったのはポジティブな要素だ。開幕節から3試合連続で前半に失点し、5節の山口戦も20分までに2失点した戦いを、反省材料にすることができている。

 3連勝がかかる次節は、アウェイの相模原戦だ。三浦文丈監督が率いるJ3からの昇格チームは、ホームの相模原ギオンスタジアムで大宮に2対1で競り勝ち、新潟の連勝を止め、今節はアウェイで3連勝中だった栃木SCと引分けた。試合を重ねるごとに戦いぶりが安定してきており、磐田にとっても難しい相手となる。

 山田は「次勝つことが本当に大事かなと思います」と話す。昨シーズンは一度なかった3連勝をすることで、磐田は自分たちへの自信を揺るぎないものとしたい。

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