■「リカルドのサッカーは日を追うごとに強くなる」
チームを離れてもなお徳島の人たちから愛されている、リカルド・ロドリゲス。
以前、リカルド監督の徳島退任と浦和での就任を受けて、徳島のサポーターはこんなことを口にしていた。「リカルドのサッカーは、日を追うごとに強くなる。浦和にはもともと能力の高い選手がたくさんいるし、試合で当たるのはとても怖い。できれば、今シーズンはリカルドのスタイルが浸透する前に浦和と対戦したい」
リカルドサッカーの脅威――。長い時を共に過ごした徳島サポーターは、その本当の意味を理解しているのだろう。浦和も徳島も、リカルド監督の理想とするスタイルをベースにしながら、それぞれ異なる方向性で習熟度を増しつつある。今節での対戦を機に、そんなリカルドサッカーに魅了されたという人は多いかもしれない。
次回、浦和と徳島が対戦するのは、8月21日。徳島のホームで行われる。それまでに、両チームのサッカーはどのような変貌を遂げるのか。
リカルド監督のゆかりから、今後は互いを意識し合う好敵手になるだろう。次回の対戦時も注目カードになりそうだ。
■試合結果
浦和レッズ 1ー0 徳島ヴォルティス
■得点
60分 関根貴大(浦和レッズ)