J1リーグ第9節 浦和レッズー徳島ヴォルティス
4月11日(日)│16:00 埼玉スタジアム2002
現在、浦和はリーグ戦2連勝中と、勢いに乗る。一方の徳島もクラブ史上初となるJ1での3連勝を果たし、好調をキープ。今節はさらなる連勝をかけて、両チームが激突する。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督にとっては、去年、チームをJ1昇格へと導いた徳島と古巣対決。J1の舞台で初の対戦となる。ボールの保持率を高めるという自身が理想とするスタイルは、浦和でも着実に成果を出しつつある。相手チームの特徴を誰よりも理解している指揮官は、どのような戦術で挑むのか。
一方、徳島は、前節の仙台戦は前半からボールを保持するという、”得意のスタイル”で相手を圧倒した。リカルド監督時代の恩恵を踏襲しつつも、ダニエル・ポヤトス監督体制になってからは、相手のシステムに合わせた試合運びを展開するなど、去年までのスタイルを変化させながら、チームとしても成長を見せている。
進化を続ける、“リカルド・ロドリゲスのサッカー”。新旧対決を制するのはどちらのチームか。
■浦和レッズ
10位 勝ち点11 3勝2分3敗 7得点12失点 得失点差-5
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】トーマス・デン、藤原
【直近5試合結果】
L○2-0 清水(A)
L○2-1 鹿島(H)
ル●0-1 柏(H)
L●0-5 川崎(H)
L△0-0 札幌(H)
【通算対戦成績】
H 2試合・2勝0分0敗
A 1試合・1勝0分0敗
計 3試合・3勝0分0敗
【直近対戦成績】
2014年10月 5日 J1第27節 ○2-1(H)
2014年 7月23日 J1第16節 ○2-0(A)
2014年 4月16日 ナビ杯第3節 ○4-3(H)
2010年10月11日 天第3節 ○2-0(H)
【今節のみどころ】
前節の清水戦は2-0で勝利し、今シーズン初の連勝となった。開幕の序盤こそ出遅れたものの、ここ2試合はゲームを支配し、好調の兆しを見せる。清水戦では、これまで決定機がありながら結果を残せなかったFW杉本健勇が途中出場で得点を決めて、自身のJ1での通算50ゴールを達成した。監督やチームメイトも待ち望んだ杉本のゴールをきっかけに、チームの勢いがさらに加速することも期待できる。
今節は、同じく好調を維持する徳島をホームに迎える。リカルド監督は、去年まで4年間指導した”教え子たち”とJ1の舞台で対峙することになる。徳島の選手たちの特徴を誰よりも理解しているだろうが、相手にもリカルド監督の戦法は把握されているはず。自身のスタイルを貫くのか、はたまた奇策が飛び出すのか、注目したい。