■4月3日/J1第8節 浦和レッズ―鹿島アントラーズ(埼玉)
5戦して、1勝1分3敗の15位。スロースターターの鹿島アントラーズだが、優勝奪還に向けての仕切り直しに、またしてもつまずいてしまった。
代表ウイーク明けの一戦は、埼玉スタジアムに乗り込んで浦和レッズとのゲーム。なかなか勝ちきれない状況で苦しむレッズが相手ながら、白星をみすみす贈るような内容だった。
前半、立ち上がりからペースを握ったのは浦和だった。浦和が細かいパスをつなぎながら、鹿島陣内に攻め込む。今季初先発となった浦和FW武藤雄樹の動きに翻弄されてチャンスを作られ、シュートまで持ち込まれる展開となった。
その流れの中で、37分、明本考浩にJ1初ゴールを献上してしまう。左サイドから右サイドにサイドチェンジされると、古巣対決となったDF西大伍が左サイドから裏に抜けようとしていた明本にロングフィード。一発で背後を取られると、明本はゴールに流し込むだけだった。