■4月3日/J1第8節 川崎フロンターレ―大分トリニータ(等々力)
開幕から7戦して6勝1分と無敗の川崎フロンターレの勢いを、代表勢がさらに後押しだ!
A代表に山根視来と脇坂泰斗、U24代表に三笘薫、旗手怜央、田中碧と5人が代表に選ばれた試合から初のリーグ戦に、“日の丸勢”が等々力のピッチに立った。山根、脇坂、三笘、旗手はスターティングメンバーとして、田中は72分から出場した。その中で、ひときわ躍動したのが三笘だ。
試合前まで1勝2分2敗で11位につける大分は、川崎にとってリベンジを果たすべき相手でもあった。昨季のリーグ戦での敗戦は4つしかなかった川崎だが、その1つが大分に喫したもの。策士・片野坂知宏監督の術中にはまってしまったのだった。
そんな相手に、三笘が自身の“うっぷん”を晴らす2ゴールを決めてみせた。1点目はスコアレスの39分だ。相手ペナルティエリアのすぐ左で得たフリーキックで、キッカーの脇坂がゴール前に低いボールを入れる。ボールは相手守備陣に一度は弾かれたが、その浮いたボールを三笘が右足で押し込んだのだ。