■長崎の新外国人が加入初戦でダメ押し弾
FIFA(国際サッカー連盟)は各国協会に対して、年2回の登録期間の設定を義務づけている。第1登録期間はシーズンオフ、第2登録期間はシーズン中と定められているが、今シーズンは第1登録期間が新型コロナウイルス感染症の影響を受けた。このため、例外ルールとして新たに第3登録期間が設定された。
第3登録機関は10月2日から30日までだった。このタイミングでの大型移籍は、何と言っても磐田の遠藤である。モンテディオ山形のチーム内得点王だった山岸祐也の福岡入りも電撃的だった。
3位のV・ファーレン長崎も、登録期間ギリギリで即戦力をチームに加えた。10月29日、J1の横浜F・マリノスからエジガル・ジュニオを期限付き移籍で獲得したのである。
前日にはセレッソ大阪から、庄司朋乃也を期限付き移籍で迎えている。手倉森誠監督は10月20日の時点で、「補強は色々動いているが、相手があることなので難しい」と話していたが、ストライカーとバックアップ層にやや不安を残すCBにも手当てをした。J1昇格への本気度が表われた補強と言っていい。
昨シーズンのJ1で11ゴールをあげていたエジガル・ジュニオは、1日の水戸ホーリーホック戦で後半途中からピッチに立つ。3対1で迎えた90プラス4分に、ダメ押し点となるヘディングシュートを決めてみせた。
長崎の手倉森誠監督は、2対1で迎えた69分にルアンとエジガル・ジュニオを同時投入した。そこから77分にルアンがチームの3点目を、アディショナルタイムにはエジガル・ジュニオが得点をあげたのだった。