■福岡がJ2歴代4位タイの12連勝! 

 9月5日の17節から白星を積み上げている福岡は、今節もザスパクサツ群馬を1対0で退け、更新中のクラブ記録を「12」に伸ばした。

 J2リーグの連勝記録は2000年の札幌、14年の湘南が記録した「14」が最多だ。次いで04年に大宮アルディージャが記録した「13」が続き、福岡の「12」は01年の大宮と並んでJ2歴代4位タイである。

 また、アウェイゲーム7連勝は歴代3位タイだ。21日開催の28節はFC町田ゼルビアとのアウェイゲームで、この試合に勝つとアウェイでの連勝記録はJ2歴代1位タイに並ぶ。

 前節終了時点で福岡と同勝点だった徳島ヴォルティスは、同6位のヴァンフォーレ甲府に0対1で敗れた。前半40分過ぎにFKからDFジエゴがネットを揺らしたものの、オフサイドで取り消されたことが響いてしまった。11試合ぶりの黒星を喫したリカルド・ロドリゲス監督のチームは、福岡に首位を譲ることとなった。

 福岡がJ2リーグで首位に立つのは、18年6月10日以来、2年4か月以上ぶりとなる。しかし、群馬戦後の長谷部茂利監督は「最後にそういう順位にいることが大事なので、その過程であると思っています」と冷静に話した。

 遠藤保仁が加入したジュビロ磐田は、ツエーゲン金沢に1対0で競り勝った。連勝で白星先行となり、順位をひとつあげて11位としている。

 ピッチ外での気になるニュースは、アルビレックス新潟の外国籍選手を巡るものだ。

 FWファビオが新潟市内で酒気を帯びたまま車を運転し、FWペドロ・マンジーがその車に同乗していた。これが9月17日で、新潟県警の取り締まりを受けて任意で捜査を受けていたものの、クラブ側がJリーグに報告したのは今月14日だった。

 事態が公表 されなかった間、ファビオはリーグ戦6試合に出場していた。主力格でないペドロ・マンジーは出場がなかった。

 クラブは19日に臨時取締役会を開き、両選手との契約解除を決めた。また、是永大輔代表取締役社長の減俸処分、玉乃淳ゼネラルマネージャー兼GMのけん責処分も発表された。 

 企業コンプライアンスとして、クラブは今回の事案を重く受け止めるべきだ。再発防止策を構築し、その具体策な取り組みを随時報告していくべきだろう。

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