■ボランチ、CB、左SBをこなす磐田の“最終ラインの司令塔”
GK 若原智哉(20歳・京都) 20試合出場(1800分)
プロ1年目の18年に12試合に出場したが、翌19年は1試合のみ。今シーズンは6月の再開後から定位置を確保し、20試合連続でフル出場してきた。チームの失点がリーグ最少3位タイの20に抑えられているのは、彼の存在が大きい。
右SB 毎熊晟矢(22歳・長崎) 19試合出場(1454分)2得点
桃山学院大学からFWとして入団したが、右サイドバックにコンバートされてスタメンに定着。迷いのない飛び出しから攻撃に関わる。攻め上がったあとの素早い戻りも意識しており、対人プレーにも磨きがかかってきた。
右CB 上島拓巳(23歳・福岡) 21試合出場(1726分)1得点
前半戦のベストイレブンに続いての選出。J1クラブから期限付き移籍してポジションをつかんでいる23歳以下のCBは他にもいるが、彼のリーダーシップは同世代でずば抜けている。リスタートでの高さは攻守両面でチームの強みに。
左CB 村松航太(23歳・北九州) 19試合出場(1710分)0得点
前半戦を首位で折り返したチームへの貢献度は高い。171センチのCBとして注目を集めてきたが、高さに対する不安は感じさせない。チームの姿勢でもある「前で勝負をする」ディフェンスで、球際の攻防を制している。
左SB 伊藤洋輝(21歳・磐田) 21試合出場(1807分)1得点
ボランチを本職とするも4バックの左CBや3バックの左CB、さらには変則的な4バックの左SBでも起用されている。チーム最長の出場時間が示すように、磐田に必要不可欠な選手。左足から繰り出す長短のパスでゲームを組み立てる。
ボランチ 高橋大悟(21歳・北九州) 21試合出場(1793分)4得点
2列目右サイドを基本ポジションとするが、ボランチのレギュラーがケガで離脱した際には右ボランチを務めた。フィールドプレーヤーでは出場時間がチーム最長で、北九州の前半戦首位ターンに欠かせない働きを見せた。ビルドアップから崩しにまで幅広く関わる。
ボランチ 藤田譲瑠チマ(18歳・東京V) 21試合出場(1626分)0得点
前半戦は全試合に出場し、チーム3位の出場時間を記録した。2種登録だった昨年も4試合に出場しているが、実質プロ1年目の今シーズンは永井秀樹監督のサッカーを支える存在に。ボール奪取に優れ、パス回しに確実に顔を出す。