以下は、その候補だ。

 まずFWは、大迫勇也(ブレーメン)と久保建英(ビリャレアル)が当確で、鈴木優磨(シントトロイデン)、鈴木武蔵(ベールスホット)も声がかかる可能性が高い。他に、原口元気(ハノーバー)もいる。また、東京五輪世代の食野亮太郎(リオアベ)も可能性がある。ロシアWカップメンバーの武藤嘉紀は、ニューカッスルからスペインのエイバルへの移籍がほぼ確実な情勢で、そのコンディションやチームへの合流具合によって柔軟に判断されるだろう。

 激戦区なのが中盤だ。南野拓実リバプール)、堂安律(ビーレフェルト)、柴崎岳(レガネス)、遠藤航(シュツットガルト)は当確だろう。鎌田大地(フランクフルト)、乾貴士(エイバル)、森岡亮太(シャルルロワ)、伊東純也(ゲンク)、三好康児と(アントワープ)もいて、まさに多士済々。

 ただ、中島翔哉(ポルト)に関してはクラブでの活動が定かではなく、召集も不透明だ。遠藤渓太(ウニオン・ベルリン)、安部裕葵バルセロナB)の五輪世代も呼ばれるはずだ。また、ロシアには今夏に渡欧した橋本拳人(ロストフ)もいる。

 最終ラインは、吉田麻也(サンプドリア)、冨安健洋(ボローニャ)、長友佑都(マルセイユ)、酒井宏樹(マルセイユ)の絶対的4バックは間違いなく召集されるだろう。さらに、板倉滉(フローニンゲン)、植田直通(セルクル・ブリュージュ)もいるから、中央は盤石。菅原由勢(AZ)、室屋成(ハノーバー)、安西幸輝(ポルティモネンセ)も声がかかる可能性がある。五輪世代として、中山雄太(ズウォレ)も呼ばれるかもしれない。

 そして今の海外組の心強い点は、欧州でプレーするGKが3人もいることだ。シュミット・ダニエル(シントトロイデン)という確かな足元とハイボール処理に優れた最強ゴールキーパーに加え、川島永嗣(ストラスブール)という頼れる大ベテランがいる。権田修一(ポルティモネンセ)も召集当確だろう。

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