9戦無敗の長崎から電撃ゴール!徳島大型FWは「五輪と鹿島の隠し玉」【戸塚啓J2のミカタ】の画像
垣田裕暉(写真は昨シーズンまで所属したツエーゲン金沢時代のもの)  写真:SportsPressJP/アフロ
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■J2の東京五輪ストライカーには垣田裕暉もいる!

 J2リーグでプレーする東京五輪世代と言えば、最初に名前があがるのは小川航基に違いない。

 ジュビロ磐田に在籍する186センチのストライカーは、世代を代表するFWとして2017年のU-20W杯に堂安律や久保建英とともに出場した。18年に森保一監督のもとで立ち上げられた東京五輪世代のチームでも、得点源として招集されてきた。

 今シーズンは8月8、9日開催の10節終了時点で9試合に出場し、チーム2位の3得点をマークしている。松本山雅FCとホームで対戦した8日のゲームでは、1対1で迎えた43分に自ら獲得したPKを蹴り込んだ。2月の開幕戦以来となる9試合ぶりの得点は、23歳の誕生日を祝うものでもあった。

 J2で奮闘する東京五輪世代のストライカーは、小川だけではない。徳島ヴォルティスの垣田裕暉が好調だ。

 V・ファーレン長崎とのホームゲームとなった今節は、チームに勢いをもたらす先制点をゲットした。「渡井選手がドリブルで抜け出してきたので、渡井選手に食いついたDFの背中を狙って走りました」と振り返ったとおり、DFラインの背後でスルーパスを引き出し、そのままワンタッチでゴールへ流し込んだ。

 1997年7月生まれの23歳は、鹿島アントラーズからの期限付き移籍でプレーしている。プロ2年目の17年にツエーゲン金沢へ期限付き移籍し、18年は9得点、19年は8得点をあげた。187センチのサイズを生かして最前線で起点となり、背後への抜け出しで攻撃の深みも作る垣田は、加入1年目の徳島でもすでに得点源となっている。ここまで5ゴールはランキング3位タイで、日本人選手トップだ。

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